シャア専用ズゴック(MSM-07S) マスターグレード(MG)の取扱説明書
ズゴック(Z’GOK)は、ジオン公国軍(ジオン軍)がモビルアーマー(MA)のメーカーであるエム・イー・ペー社(MIP)より採用した水陸両用のモビルスーツ(MS)で、腕部と脚部にジャバラ状のフレキシブル・ベロウズ・リムと呼ばれる多重関節機構を用いた独特な形状をしており、頭部に240mmミサイル、前腕部にアイアン・ネイルとメガ粒子砲を装備した機体で、初期型がMSM-07、より高性能な指揮官機(後期型)がMSM-07Sとなっています。ここでは、マッドアングラー隊を率いて地球連邦軍(E.F.F.)のジャブロー基地に侵攻した、「赤い彗星」の異名を持つシャア・アズナブル大佐が操縦する、赤い機体のシャア専用ズゴック(MSM-07S)の「工程3-4,5」について紹介します。
シャア専用ズゴック(MSM-07S)の取扱説明書「工程3-4,5」
シャア専用ズゴックの「工程3-4」 前腕部の製作
「工程3-4」は、伸縮機構のある上腕部と、メガ粒子砲が搭載されたアイアンネイル部を接続する、前腕部の製作です。
シャア専用ズゴックの取説では、前腕部の内部メカの部品(E11)にポリキャップの部品(I15)を組み込む時に注意するように記載されていますが、向きを間違えると入らないので、間違える事はないでしょう。(笑)
正常に組み込むと、ポリキャップの突起部が前腕部の平らな方にきます。
さらに、アイアンネイル部を接続するポリキャップ部品(I9)と、上腕部を接続するポリキャップ部品(I14)を組み込みます。
前腕部と上腕部を接続するポリキャップ部品(I14)は、接続用の穴が内側に来るように注意しましょう。
ポリキャップの組み込みが終了したら、反対側の内部メカの部品を組み込んで、前腕分の内部メカは完成です。
次は、前腕部の内部メカに、外装パーツを組み込んでいきます。
上腕部との接続部になる部品(C1)を組み込みます。
シャア専用ズゴックの取説では、部品(C1)の向きに注意するようになっていますが、向きを間違えると入らないので問題ないでしょう。
正しく組み込まれていれば、前腕部の内部メカ内に収まります。
さらに、内部メカパーツを覆う、外装パーツの部品(C5,C6)を組み込みます。
外装パーツは厚みが薄く、少し力を入れると左右がずれてしまうので、気になる方は接着して、継目は装甲ラインに見えるように、段落ち処理をしてやると良いでしょう。
もしくは、接着面にタミヤセメントを多めに塗って、溶けたプラを押し出してから、面一にヤスルという手もありますので、お好みに合わせて処理をして下さい。
いつもの事ですが、外装パーツを組み込んで完成すると、内部メカはほとんど見えません。(笑)
シャア専用ズゴックの「工程3-5」 腕部の完成
シャア専用ズゴックの前腕部が完成したら、アイアンネイル部と上腕部を組み込みます。
「工程3-4」で製作した前腕部に、「工程3-1,2」で製作したアイアンネイル部と「工程3-3」で製作した上腕部を組み込みます。
と言っても、ポリキャップ部に押し込むだけですが。(笑)
なんだかロブスターみたいですが、これでフレキシブル・ベロウズ・リムと呼ばれる多重関節機構を用いたシャア専用ズゴックの腕部が完成です。
ここまでが、シャア専用ズゴック(MSM-07S)の「工程3-4,5」になります。