ジム(RGM-79)Ver.2.0 マスターグレード(MG)の取扱説明書
ジムは、地球連邦軍がジオン公国軍のモビルスーツ(MS)に対抗するべく、ガンダム(RX-78)の廉価版のモビルスーツとして採用した量産型MSで、ジム寒冷地仕様(RGM-79D)、ジム・コマンド(RGM-79G)、ジム・スナイパーカスタム(RGM-79SC)などの様々なバリエーションがあります。ここでは、様々なジムのバリエーションの基本となる、ジム(RGM-79)の「工程2-1」について紹介します。
ジム(RGM-79)の取扱説明書「工程2-1」
「工程2-1」は、頭部の内部メカの製作になります。
「工程2-1」 頭部の内部メカの製作
まずは、頭部の内部メカの部品のうち、顔面部にあたる部品(C14)のバルカン発射口を開口します。
もしかしたら穴が開いているのかなと思っていたバルカンですが、少し窪んでいただけだった(笑)ので、ランナーに付けたままの状態で、ピンバイスでバルカンの発射口を開口しました。
ドリルの径は、1mmでは大きすぎるようだったので、手持ちの0.6mmで 開口しましたが、0.8mmがジャストサイズみたいですね。
ピンバイスでバルカン発射口を開口したら、ガンダムマーカーのガンダムブラックで塗装します。
バルカン発射口の塗料が完全に乾燥する前に、ガンダムマーカーの消しペンとガイアノーツのフィニッシュマスターで、余分な塗料を拭き取ります。
ガイアノーツのフィニッシュマスターは、硬めのスポンジ状の素材で、ティッシュペーパーや綿棒のようにケバが付着したりしない優れものなので、スミ入れなどをされる方は、ぜひ揃えておきたいお勧め品です。
バルカンをキレイにした後、ガンダムゴールドでバルカンの銃身部を塗装し、ジムのメインカメラの部分をメッキシルバーで塗装しました。
多くのジムの作例では、グレーに塗装されているジムのメインカメラですが、個人的には、ジムのメインカメラはレーダーやパラボラアンテナのようなイメージがあるのと、透明なクリアパーツ越し見える他の内部メカの部分とのコントラストを出すために、メッキシルバーで塗装をしました。
メインカメラ部の塗装が乾燥したら、周囲の内部メカをファントムグレーで塗装してコントラストを出すとともに、メインカメラのモールド部分にスミ入れ(実際には塗装)をしました。
メインカメラへのスミ入れは、あまりハッキリと分かると変な感じになると思ったので、少し紫がかっているガンダムメカグレーで塗装を行ないました。
基本的にガンダムマーカーしか持っていないので、一度、お弁当のおかずを入れたりするアルミホイルにガンダムマーカーを押しつけて塗料を出した後、瞬間接着剤のフタ用のピンの先を尖らしたもので塗装していきました。
このアルミホイルは、なかなか便利で、塗料皿の様に使用後に洗浄する必要も無いのが良いですね。
しかし、同じガンダムマーカーでスミ入れをすると拭き取りができない事から、何度もやり直して疲れた(笑)ので、今度は水性塗料を買ってきてスミ入れに挑戦してみようと思います。
顔面部の塗装が終了したら、首部のシリンダーを、お約束(笑)のガンダムゴールドとメッキシルバーで塗装しました。
全ての塗装が乾燥したら、後頭部の内部メカにあたる部品(C10,C11)を切り出します。
後頭部の内部メカには、顔面部の内部メカを組み込むピンがあるので、 ランナーと間違って切り取らないように注意しましょう。
切り出した後頭部の内部メカを組み合わせたところですが、顔面部と違って 外装パーツを組み込むと見えなくなるので未塗装です。(笑)
頭部の内部メカの部品を切り出したら、ゲート痕をリタッチしておき、一体化します。
まずは、首部のシリンダーを、後頭部の内部メカに組み込みます。
次に、顔面部の内部メカを組み込んで、頭部の内部メカを一体化します。
頭部の内部メカが一体化したら、耳に当たる部分の外装パーツの 部品(A11)を組み込みます。
外装パーツを組み込む時は、赤丸で示した内部メカの突起と、外装パーツの 窪みが一致するようにしましょう。
最後に、ウルトラセブンのアイ・スラッガーみたいな(笑)頭部センサーの部品(A26)を組み込みます。
頭部センサーは、前後でカーブの形が違うので、注意をしましょう。
頭部の内部メカに頭部センサーを組み込んで、付属のメタリックグリーンのシールを貼れば、頭部の内部メカの完成です!(喜)
ここまでが、「工程2-1」になります。