シャア専用ザクⅡ(MS-06S)Ver.2.0 マスターグレード(MG)の取扱説明書
ここでは、「通常の3倍のスピード」と地球連邦軍から恐れられた、「赤い彗星」の異名を持つシャア少佐(後に大佐)が、エースパイロットとして使用したジオン軍(ジオン公国軍)のモビルスーツである、シャア専用ザクⅡ(MS-06S)の「工程7-5,6」について紹介します。
シャア専用ザクⅡの取扱説明書「工程7-5,6」
「工程7-5,6」は、シャア専用ザクの右脚の完成になります。
「工程7-5」 脚部の動力パイプの製作
「工程7-5」は、シャア専用ザクの脚部の動力パイプの製作です。
基本的には、これまでの動力パイプの製作と同じ方法になりますが、脚部の動力パイプでは、軟質樹脂では無くパイプスプリングに動力パイプを通していくので、スライドさせて集める部分がありません。
まずは、ランナーから動力パイプの部品を切り出します。
脚部の動力パイプでは、パイプスプリングを組み込む部品とランナーの境目が分かりにくくなっていますので、注意をして切り出しましょう。
また、説明書では、ランナーの一部を残して切り取るように記載されていますが、いつものように(笑)根元から切り出します。
動力パイプのモールドにウェザリングの塗装を施される方は、この時点で行なわれると楽でしょう。
脚部の動力パイプをスライドさせるパイプスプリングと、脚部への組み込み部品(K1)です。
部品(K1)は、突起部の細い方をパイプスプリングと接続します。
動力パイプを丁寧に切り出したら、パイプスプリングと脚部への組み込み部品(K1)を組み込みます。
動力パイプ部の軟質樹脂にパイプスプリングを組み込んだら、動力パイプをスライドさせていきます。
動力パイプは、軟質樹脂に固めに取り付けてありますので、ある程度の力が必要ですが、力を入れ過ぎると勢いあまってスプリングが外れてしまいますので、力を加減しながらスライドをさせましょう。
ちなみに、私は2回ほどスプリングが外れました。(笑)
動力パイプをパイプスプリングにスライドさせ終わったら、軟質樹脂の不要な部分を切り離します。
この時に、間違ってボールジョイント状の部分を切り離さないように、注意をしましょう。
ここまでが、「工程7-5」になります。
「工程7-6」 右脚の外装パーツの組み込み2
「工程7-6」は、シャア専用ザクの動力パイプと右脚の外装パーツの組み込みです。
まずは、「工程7-5」で製作した動力パイプを組み込みます。
赤丸で示した、太ももの内部メカの外側にある穴に、動力パイプのボールジョイント状の方を組み込みます。
脚部の動力パイプは、軟質樹脂では無くパイプスプリングなので、力が伝わりにくいのですが、焦らずに奥まで組み込みましょう。
続いて、ふくらはぎの部分の穴に、動力パイプを組み込みます。
動力パイプの組み込みが終了したら、太もも部の外装パーツとふくらはぎ部のフレアー状の外装パーツを組み込みます。
先に太もも部の外装パーツを組み込むと、動力パイプの組み込みがやりにくくなるので、動力パイプの接続後に組み込むようにしましょう。
右脚を内もも側から見た状態です。
ふくらはぎ部のフレアー状の外装パーツがついたので、バランスが良くなりました。
右脚を後側から見た状態です。
まだ3連のバーニアがついていないので、ちょっと間が抜けて見えます。(笑)
右脚を外側から見た状態です。
ザクの特徴でもある、動力パイプがアクセントになっています。
残りの外装パーツと、3連バーニアの部品です。
膝(ひざ)部の外装パーツの部品(A25)は、切り欠きのある方が下側になりますので、上下を間違えないように注意をしましょう。
続いて股関節部の外側の外装パーツを組み込んだら、脚部の外装パーツは完成となります。
最後に、3連バーニアを組み込めば、シャア専用ザクⅡの右脚の完成です!
バーニアの下部の外装パーツに、排気跡のウェザリングをされる方は、バーニアを組み込む前にされると楽でしょう。
あまり変化はありません(笑)が、完成した右脚の前面の状態です。
内もも側から見た、完成した右脚の状態です。
前側と後ろ側のバーニアが良いアクセントとなっていると思います。
後側から見た、完成した右脚の状態です。
3連バーニアがあると、確かに3倍のスピードが出そうな気がします。(笑)
外側から見た、完成した右脚の状態です。
やはり、動力パイプがあってこその、ザクの脚部ですね。
ここまでが、「工程7-6」になります。